2011年08月16日

【でんきを見にいく】東京電力メガソーラー ごみ処分場跡地にパネル10万2000枚

 停止中の原子力発電所の再稼働が滞り、電力不足の懸念がつきまとう今年の夏。各地で代替の発電設備がフル稼働し、企業は電力の確保に奔走している。電力の安定供給には、エネルギー源の多様化だけでなく、無駄を省くことも重要だ。このため、次世代の技術開発も急がれている。再生可能エネルギー、省エネ、自家発電…。電気をつくる現場を見に行った。


 一面に敷き詰められた太陽光パネルの表面に時折、上空を飛ぶ飛行機の機影が映し出される−。羽田空港に隣接する東京湾岸の埋め立て地、川崎市川崎区浮島と扇島。ここで年内に稼働を始めるのが、東京電力が所有し国内最大級の発電量を持つ大規模太陽光発電所(メガソーラー)「浮島太陽光発電所」「扇島太陽光発電所」だ。

 両発電所を合わせた敷地面積は計約34ヘクタールで、サッカー場45面分の広さだ。敷き詰める太陽光パネルは計約10万2千枚。発電力は計約2万キロワット、発電電力量は年間約2100万キロワット時といい、一般家庭約5900軒の1年分の使用量にあたる。

 浮島発電所の敷地(11ヘクタール)はもともと、川崎市のごみ最終処分場だった。家庭から出たごみの焼却灰を埋蔵していたが、土地は廃棄物処理法で浄化期間が定められ、約20年間は一般建築物を建てられない。そのうえ羽田空港の管制区域内で高さ制限も適用される。

 土地の有効活用法としてたどりついたのがメガソーラーだ。市は平成20年、敷地を東電に提供。東電が所有していた扇島の土地も合わせ、両島でのメガソーラー計画が動き出した。

 浮島は太陽光パネルをシャープ、発電所建設を東芝が行い、8月中旬に稼働。扇島は京セラ、日立製作所が担当し12月に稼働する予定だ。「電力不足の長期化が見込まれる中、海沿いの『空き地』が少しでも役に立てば」。計画を担当する川崎市地球環境推進室の弓田茂係長はそう話す。(渡部一実)


posted by 北海道頑張れ at 14:33| 発電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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