2012年03月22日

日本で洋上風力発電を展開 丸紅が英据付大手を買収

丸紅は産業革新機構と共同で、将来の日本での洋上風力発電事業の展開をにらみ、英国の洋上風力発電設備据付大手のシージャックス・インターナショナルを買収すると発表した。

米国投資ファンドのリバーストン・ホールディングスからシージャックの発行済み株式100%を買収し、丸紅、産業革新機構がそれぞれ50%を取得する。再生可能エネルギーへの注目が高まる中で、日本で今後市場拡大が見込まれる洋上風力発電事業をターゲットにした特殊船による据付事業に日本企業として初めて本格参入する。

シージャックスは英国を中心とした北海地域で、洋上据付サービス専用の特殊船を保有し、洋上風力タービン発電機の据付、オイル&ガス洋上プラットフォーム設備へのサービスを展開している。

再生可能エネルギーによる発電が盛んな欧州では、洋上風力発電が急速に成長しており、北海で今後10年間で新規原子力発電所約40基分の発電量に相当する約4万MWの洋上風力発電所の新設が計画されている。洋上風力発電の据付用特殊船による据付サービスへの需要は高く、さらに今後はメンテナンスサービスなどの事業拡大も見込まれる。

同社はこれまで海外で累計約9万6000MWの発電所建設EPCの実績を持ち、ネット保有発電容量で約8700MWの発電資産を保有する。今回のシージャックの買収で、これまで培ってきた経験・ノウハウを活かし、洋上風力発電の据付事業へ本格参入する。

再生可能エネルギーの中でも洋上風力発電は技術革新により大容量で効率の良い発電技術として拡大が見込まれている。

しかし、日本ではほとんど実用化されておらず、同社では将来洋上風力発電の導入が見込まれる北米や日本、その他のアジア地域で事業展開も目指す。


posted by 北海道頑張れ at 04:57| 発電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月14日

JX、宮城県石巻市に震災対応SSを開所…給油機能の即時復旧など実証開始

JX日鉱日石エネルギーは13日、東日本大震災の教訓を踏まえたガソリンスタンドの実証展開を開始。ENEOS「新・震災対応SS(サービス・ステーション)」第1号店を宮城県石巻市に開所したと発表した。

同社では、2006年より停電時でも燃料油供給が可能な「震災時給油可能SS」を全国展開。しかし、東日本大震災で多くのSSが浸水被害で給油不能となったことを受け、停電だけでなく、浸水への対策も講じた「新・震災対応SS」の実証を開始する。

今回開所した1号店では、浸水対策として、モーター簡易交換方式の計量機を導入。建屋2階へ大型の緊急用発電機を設置することで給油機能の即時復旧を可能としている。さらに、緊急時の生活インフラ支援として、携帯電話用充電器、飲料水および生活用水、一時避難場所として提供可能な建屋屋上のスペースなどを確保した。

また、平常時からの省電力対策として、太陽光発電システム、燃料電池エネファームを設置するとともに、キャノピー灯と室内灯をLED照明とし、大震災に強い設備を有する、地域貢献型かつ省エネ運営のSSとした。

同社は、2013年度までに東北から九州にかけての太平洋側の12市区に「新・震災対応SS」を設置・実証し、今後の生活インフラとしてのSSの機能向上を検討していく。

《纐纈敏也@DAYS》
posted by 北海道頑張れ at 11:03| 燃料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月12日

汚染土壌処理車両が登場---移動・設置が簡単

コンバート有限責任事業組合(石川県加賀市)では、有限会社広和金属工業(石川県白山市)が開発した車載式熱分解装置『コンバート』と、株式会社インパクト(石川県加賀市)が開発した放射性セシウム吸着剤「MI-4A」とを組み合わせた、移動式除染・減容化システムの提供を3月より開始した。

コンバート有限責任事業組合によると、現在、除染作業で発生する汚染土壌や廃棄物の量は、福島県内だけでも約3100万立方m(東京ドーム25杯分)に達する。

このシステムでは、汚染された土壌や草木、汚泥、稲藁などを、MI-4Aを用いて除染し、セシウムを除去する。そしてコンバートを使い、400〜500度で炭化することで、汚染廃棄物の体積を最大10分の1程度にまで削減する。

コンバートは車載式の熱分解装置だ。廃棄物を分解することによって無害化する。排ガスを出す焼却炉ではないので、設置のために環境アセスメントや許可が不要だ。また装置の大きさは従来型の6分の1以下ていどであり、設置・運搬の自由度が大きい。

いっぽうMI-4Aは、特殊天然ゼオライトや活性炭、酸化鉄などに、独自開発の凝集促進剤を加え、短時間でのセシウム吸着を実現した、水処理用の吸着剤だ。30秒〜3分で99%以上のセシウムを凝集・沈殿させる。同量のゼオライトと比較して約10倍の量の汚染水を処理する性能があり、価格も約2分の1に抑えられた。

この移動式除染・減容化システムでは、処理水のセシウム濃度を検出限界値(1.0Bq/リットル)未満に除染するとともに、除染除去物を減容化し、処理した土壌の約80%をリサイクルできる。廃棄物の連続投入が可能で、約2t=約1立方mの汚染土壌を1時間で除染・減容化し、高濃度セシウムを抽出する。

コンバートおよびMI-4Aは、福島県、宮城県内で実証実験が進められており、汚染土壌や廃棄物を、その場で直ちに低コストにて除染・減容化できる技術として期待されている。

コンバート有限責任事業組合は、車載式熱分解装置コンバートを販売するため広和金属工業を中心に関連企業6社で構成された。金属加工メーカーの広和金属工業は、回転寿司用フレームの製造技術を応用して回転キルン式の熱分解装置を開発、2009年にコンバートを実用化した。株式会社インパクトは廃液処理剤や消臭剤などを製造・販売する。地元で盛んな染物業の染色剤処理技術を活かし、11年にMI-4Aを開発した。

《高木啓》

//comment
チェルノブイリ周辺は除染を諦めたという記事を引用して、福島も同じ道を辿るのではないか?と論ずる人もいますが、こういった記事を読むと、日本なら何事もなかったかのように除染を完了する気がします。震災後に恐ろしい早さで高速道路を復旧して、世界中を驚かせたように。
posted by 北海道頑張れ at 11:37| 除染 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【三菱 MiEVパワーボックス】益子社長「今後はスマートグリッドに注力」

三菱自動車の益子修社長は、1500W電源供給装置『MiEVパワーボックス』の発表会見で「(装置によって)電気自動車がエネルギー問題の新たなモビリティとして進化する可能性を示したもので、今後はスマートグリッドの展開」に取り組む姿勢を示した。

同社は現在、電気自動車から岡崎工場で使う電力を供給する試験を行っている。益子社長は「車から電気を取り出す開発では、複数の家電製品に電力を供給し、その延長線上に家全体への電力を供給する。これは技術的にほぼ完成している」と述べ、スマートハウスの実用化にメドをつけていることを明らかにした。

その上で他社とも連携しながら「スマートグリッドでは、より大きな地域に電力を供給することで、電力を有効活用していく」と述べ、今後、スマートグリッドへの取り組みを本格化させる姿勢を示した。

《編集部》
posted by 北海道頑張れ at 11:27| 充電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【三菱 MiEVパワーボックス】益子社長「もっと安くしたかった。納得していない」

レスポンスより

三菱自動車の益子修社長は、1500W電源供給装置『MiEVパワーボックス』の価格について「もっと安くしたかった」と述べた。

装置の価格は14万9800円に設定したが、益子社長は「もっと安くしたかったが今はこれが精いっぱい。これで利益をとは考えていない」と述べた。装置の実用化は震災がきっかけとなっただけに「装置を普及させて社会インフラの一部として有効活用してもらえれば」としている。

一方、装置の公式の販売計画は年間1000台。これについて益子社長は「目標は i-MiEVとミニキャブMiEVの合計販売台数と同じ程度と考えている。販売担当は消極的な低い数字しか言わない。1000台では納得していない。これではコストが下がらない」と述べた。

装置は同社の既販車やOEM(相手先ブランドによる生産)供給車を含めて全ての電気自動車に対応しており、他社の電気自動車でも「技術的な確認はできていない」ものの、対応できる見通し。さらに欧州市場にも仕様を一部変更して投入する計画で、量産効果によるコストダウンを目指す。
posted by 北海道頑張れ at 11:26| 充電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月09日

【三菱 MiEVパワーボックス】1500W電源供給装置を新発売

三菱自動車は9日、新世代自動車『i-MiEV』、『ミニキャブMiEV』用のディーラーオプションとして、大電力の出力が可能な『MiEVパワーボックス』を新たに設定し、4月27日より発売すると発表した。

同装置は、i-MiEV、ミニキャブMiEVの急速充電コネクターに接続し、大容量の駆動用バッテリーに蓄えられた電力の一部をAC100Vで最大1500Wまで取り出すことができる。

外出先や非常時における、各種家電製品等への電力供給を主に想定。駆動用バッテリー16.0kWh仕様車(満充電)に接続して、1500Wで連続使用した場合、約5〜6時間使用することが可能で、一般家庭の約1日分の電力消費量をまかなうことができる。

オプション価格は14万9800円。

《村尾純司@DAYS》
posted by 北海道頑張れ at 23:21| 充電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

<近鉄>メガソーラー事業に参入 三重に設置へ

 近畿日本鉄道は8日、13年度にもメガソーラー(大規模太陽光発電所)事業に参入することを明らかにした。三重県内の遊休地で、一般家庭の6000世帯分に相当する出力2万キロワット程度の施設を設置する。同社によると私鉄のメガソーラー参入は初めてという。人口減少で主力の鉄道事業の成長が見込めない中、新たな成長分野として位置づける。

 三重県内の約20ヘクタールの遊休地に太陽光パネルを敷設する。総事業費は数十億円を見込む。政府が決める電気の買い取り価格などの条件が固まり次第、詳細を決める。 

 近鉄は山林や宅地開発予定地など約2100ヘクタールの遊休地を保有し、活用法を探っている。奈良県内の遊休地では農業を始めており、大手商社の丸紅や近畿大学と連携し、今秋にトマトやレタスを出荷する計画だ。【植田憲尚】
posted by 北海道頑張れ at 04:16| 発電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月07日

福島県で浮体式洋上風力発電 丸紅など実証事業

丸紅をプロジェクトインテグレータとするコンソーシアムが経済産業省からの委託事業である浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業に採択された。

コンソーシアムは丸紅のほか、東京大学、三菱商事、三菱重工業、IHIマリンユナイテッド、三井造船、新日本製鐵、日立製作所、古河電気工業、清水建設、みずほ情報総研で構成する。

実証研究事業では、福島県沖の海域に、浮体式風力発電機3基と洋上サブステーション1基を建設して実施する。2011年度中に開始する第1期実証研究事業では、2MWのダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備1基と、世界初となる66kV浮体式洋上サブステーション、海底ケーブルを設置する。

2013年度から2015年度にかけて行う第2期実証研究事業では、7MW級浮体式洋上風力発電設備2基を追加設置する。

福島県では、震災復興に向けて再生可能エネルギーを中心とした新たな産業の集積・雇用の創出に期待しており、風車産業の一大集積地となることを目指している。今回の実証研究事業がこの第一歩とする計画。

浮体式洋上ウィンドファーム事業は漁業との共存が大きな課題で、実証研究事業では周辺海域の漁業関係者との対話・協議を通じ、将来の事業化を模索する。

また、実証研究事業を行うことで浮体式洋上風力発電のビジネスモデルの確立も模索する。世界で初めての浮体式洋上ウィンドファームのノウハウを蓄積し、海外プロジェクトに展開することによって、日本の主要な輸出産業の一つに育成することも視野に入れている。
posted by 北海道頑張れ at 16:07| 発電 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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